『役者頼りのカッコつけ映画』
前作とどっこいどっこい。前作よりはホテル業務の件は減り、事件解決に直接関係のあるシーンが多かったのは良いと思うけど、前作以上に既に別の場所で起こっている事件の背景の説明が台詞説明ばかりで全然頭に入ってこなかった。あと、長澤まさみ演じるコンシェルジュを通して、『これが一流ホテルのホテルマンの流儀です(ドヤ)』みたいな感じで接客などの業務ルールをそれが当然なんだと押し出してる感じが鼻に付く。
あと、前作に引き続き大した出来事が起きているわけでもないのに、無駄に感動的なムードを作ってるのもイライラする。今作だと中盤でキムタク、長澤まさみ、小日向文世が話してるシーンとかがそう。冒頭や終盤のダンスのシーンでも無駄にキムタクにカッコつけさせてるシーンも目立った。
犯人の行動も回りくどいうえに動機が意味不明で、何よりあのオチは拍子抜け過ぎる。これはきっと原作自体の問題だと思う。