広島カップ

ピースメーカーの広島カップのレビュー・感想・評価

ピースメーカー(1997年製作の映画)
3.8
イランのテロリストによって核弾頭が持ち込まれるのを阻止せんとする米国。その最前線の軍人の活躍を描くアクション作品。

戦闘に関しては素人の女(ニコール・キッドマン)がその前線の指揮を取ることになるが、彼女は透き通るような白い肌とブルーアイ、胸元の空いた白いブラウスを纏う。彼女の下で前線で動き回る軍人で戦闘のプロ(ジョージ・クルーニー)とタッグを組んで陰謀阻止にあたる。

二人してベンツに乗っている時に敵の乗る車数台の襲撃を受けるシーンが秀逸。助手席で「もうヤメテ!」と顔を歪める女をよそに、プロがベンツを急発進急停車しながら抜群のテクニックで車を操って敵を徹底的に痛めつけるシーン。「危機的状況でも焦らない、オレってカッコいい?」というジョージの半笑いの口角がイヤらしいけどカッコいい。
大味なところもあるけれど展開がタイトで小気味よくというか速すぎて二人の恋愛話しには結び付いて行かないかなと思って観ていたけど、最後はキッチリラブラブになってしまうのはつまらない。あっさり別々の道を行く方が全体の作風には合っている気がする。
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