Aya

ボクたちはみんな大人になれなかったのAyaのレビュー・感想・評価

3.3
#twcn

30歳を行ったり来たり、つまらない大人になってしまった。

とにかく時系列が分かりにくい。

舞台は2020年TOKYO OLYMPICを控えた現代から始まる。

仕事に疲れ恋人との別れ話はもつれ仕事にも疲れた元小説家志望の映像ディレクターa.k.a社畜の森山未来。

1999年に忽然と消えたGFに思いを馳せる。

時系列が行ったり来たりするのですが結構わかりにくい。

クラブで出会った女優志望のスーと出会い恋に落ちたのはいったい何年の話だったんだろう…。

もりみーの飲み仲間とも打ち解け毎晩のように酒を呑んで遊んで。

やっといい雰囲気になったと思ったら彼女は外国人向けのコールガールの仕事をしていた。

特に嫌だとも思っていないという彼女にさらにベタ惚れる。
ここでガラケーとノストラダムスの話が出てくるので1999年に別れた彼女はスーちゃんか?

ん?とその瞬間に一緒にいたのは伊藤沙莉さん?

ん?
やっぱよくわかんないw

なう別れようとしている大島優子の親に会ったのは2011年東北震災の時のようなのでそれより前かしら??

1995年の阪神淡路大震災の時"その街のこども"だった森山未来が、と思うと響くね。
熊本震災の話も出てくるし日本の歴史の分岐点はいつも大災害。

だいぶ若いもりみーは彼女とポケベルと手紙でやりとりしてる。
伊藤沙莉さんはインドに雑貨とかの買い付けに行く自由人。

そんな彼女とは雑誌の文通コーナーで知り合ったらしい。

どうやら映画が始まって1時間20分ほどが過ぎた頃、わたしはようやくこの映画の構成がもりみーの人生と出会う女性を遡って追っている、ということに気付く。

私がアホなんかこの映画がわかりにくいんかどっち?!

その時代時代のヒット曲やザ・サブカル的な文脈で追っている感じ。

ラブシーンというか恋人といちゃいちゃ?一緒に過ごすシーンがどれもとてもいい。

好意と欲望のあるもの同士がベッドの上ですることはセックスだけではないですからねえ。
その変化も含めてリアルだと思った。

劇中に何度か出てくる「世の中の80%はゴミ。残りの20%はクズ」という台詞があるのですが、わたしはよく「クズよりカスの方が使い道ないから下」っていう表現をします。

その単語の位置付けは人によりますが、人間はとるに足らぬもの。
その差はほんの少し。

とるに足らぬ大人になってしまった森山未来さんこともりみー。
来年も1月17日に会いましょう。

Aya

Aya