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くれなずめのmumbleboyのレビュー・感想・評価

くれなずめ(2021年製作の映画)
3.4
なんとなく良さげな評判を聞いてた気がしたので観てみました。

ん〜、個人的には苦手な作品でした。ホモソーシャル的なものがそもそもとても苦手で自分がそういう場面に出くわした場合はなるべく早くその場から立ち去るという行動を取ると思うので映画という娯楽の場でわざわざこの雰囲気を感じさせられる必要もないかなと思い一旦動画を停止して今作の出演者リストを見てみました。それを見て男性の名前しかなければもう観るのをやめようと思いましたが、そこには内田理央と前田敦子の名が(止めた時点で既に飯豊まりえがちょい役で出てるのは観ていました)ありました。とりあえずこの2人が出てくるのを観てみようと続けて結局最後まで観ました。このグループの男たちも多分1人1人と会ったらそこそこまともな会話とかできるとは思うけど、どうしてだか複数になると途端に理性がなくなるというかいっぺんにワーワー言って何言ってるのかさっぱりわかりませんでした。男子でもグループによると思うのですが最近TV
でやってた「コントが始まる」というドラマでは3人の男たちがコントグループをやっているという設定ですけどこの3人は見ていて嫌悪は感じませんでした。今作は途中から現実ではありえないことが起きていてそれがエモさを際立てるという作りになっていると思うのですが、個人的にはそれでも苦手な雰囲気を解消するまでには至りませんでした。自分は少数派なのかも知れませんがこういうホモソーシャル的なグループに関わらずに生きてきたのですが、そういった経験がある人からするととても共感できる作品なのかも知れません。自分のこういった偏見は直した方がいいのか、それともホモソーシャルという現象は社会から消し去った方がいいのか。自分は割と後者の意見ですが多様性を求める社会においては自分の苦手なものとも共存すべきなのかも知れません。
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