mike

TOVE/トーベのmikeのレビュー・感想・評価

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)
4.0
自由であることの孤独や苦しさやむずかしさ。ラストに挿入される本人の映像も含め、ダンスシーンの切実さに胸を打たれた。ムーミンという物語の冒険心や奇妙な悟りと諦観、スナフキン・ビフスラン・トゥーティッキのキャラクター、今も世界中で愛されているムーミンの現状を思いながら観るととても感慨深かった。『枯れ葉』のアルマ・ポウスティさんはとても味のある女優さんだな。

トーベが各パートナー(とくにヴィヴィカ)に惹かれる描写に説明がなくとも説得力がある感じが、『燃ゆる女の肖像』を思い出したりもした。

しょうもない感想なんだけど、ヘルシンキだとベッドの代わりにサウナに誘ったりするのか…と思ったり。あと個人的に「誰とでも寝る女」が大好きなので、わたしもヴィヴィカに翻弄されてしまった。
mike

mike