太平洋戦争末期、日本軍に加担して身内を死に追いやった売国奴どもを始末すべく1人の老人が1人の若者を巻き込んで拳銃片手に復讐を開始する!
正統派のリベンジアクション映画であり、正統派の"反大日本帝国"映画
植民地支配下における朝鮮人への暴行など生々しく容赦ない戦時中の描写は勿論、随所で繰り広げられるカーアクションも見事
中でも自衛隊創設記念式典での襲撃シーンは圧巻、そして日本側の黒幕の名字が何の捻りもない"トウジョウ"なのは笑った
80代と20代という"圧倒的歳の差コンビ"が繰り広げるコミカルな会話劇のおかげで比較的重々しい雰囲気は払拭されているものの、泣かせる時はしっかり泣かせてくれる
内容的に日本人俳優は起用出来なかったのだろうけど、唐突なカタコト日本語のおかけでシリアスなシーンはどこか間の抜けた雰囲気に
こういうネガティブな歴史をサラッとエンターテイメントに仕上げてしまうフットワークの軽さは見習うべき
ノンポリが楽しむには申し分ないエンターテイメントだけど、間違っても頭の堅い保守寄りの日本人は見ない方が良い