No.1621 2021年アメリカ映画
監督:ケヴィン・マクドナルド
2005年、9.11米国同時多発テロの首謀者の1人と疑われるモーリタニア人(モバメドゥ)。無罪を訴える彼だったが、正当な司法手続きのないまま、長期の拘禁を強いられていた。
この拘束に疑問をもった弁護士ナンシー(ジュディ・フォスター)は彼を救うべく奔走する。
もちろん実話だ。今更ながらアメリカという国の深い闇に驚く。これが真実のアメリカの姿なのだ。
今更青臭いことは書くつもりもないのだが、こんな映画を観るとどうしても書きたくなる。
私もどこかで主人公モハメドゥ(タハール・ラヒム)が言うように、アメリカの正義を信じていた。というか、信じていたい一人だった。
アメリカだけは、間違いをどこかで正してくれると。どこかで、今も思っている自分がいる。幻想とわかっていても。
この映画で一番ショックなのは、彼を死刑にするため拷問にかけ、自白させようとしたことではない。モハメドゥが裁判で勝訴してから、さらに7年の拘束を続けたと言う事実だ。これはトランプがやったことではない、あのオバマの時代なのだ。
あまりに正義がなさすぎる。
どちらを向いても、四方八方、あまりに正義がなさすぎる。せめてどこかに正義はないのか。平気でウソをつくし、弱いものをいじめるし。
「そんなものは、はじめっからありません」
と、日本の政治家先生達が、何年にもわたって教えてくれる。ご丁寧に、懲りもせず、繰り返し、繰り返し。
※馬さんと鹿さんどもが今日もやってる。2/27忘れてはいけない。2/29もやってる。岸🔵なんとかかんとかという政治家、○ホじゃないの!質問する方もまた締まらない。あ~あ、政治家になればよかった。
同じ国に生まれた日本人なのに。
どうしてこんなことになるのだろう。
北朝鮮人でも、ロシア人でも、中国人でもない、同じ国で育った日本人なのに。あなた達の正義はどこに消えたの?
政治倫理審査会で、彼らに質問して欲しい。
「今の日本に正義は残っていますか?」
勿論ウソをついたって偽証罪にはならないのだが。
なんと答えるのだろう?
「正義。勿論、あります。」
と、言うだろうか?
「死語は慎みましょう」と言う?
すみません、それは「私語」ですけど😅
「今、係争中なので、答弁は控えさせていただきます。」
やっぱりこれかなぁ。
追伸、ジュディ・フォスターは、やっぱりほんまもんだった。