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竜とそばかすの姫のスティーブのレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
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五感シェア型のネットワークが築かれた現代で、謎の歌姫として世界的人気となった女子高生と、同じくネットワークを荒らしまくる謎の「竜」の出会いを描いた物語。

うーん、つまらないとまでは言わないものの、さすがに言いたいことがあれこれ多くなってしまう感じ。竜があんな嫌われまくる理由も謎なら(チートを使ってるというのならまだしも)、ベルがどうしてその竜にシンパシーを感じ、その身を案じるまでになったのかもよくわからないし、その状態で話が先に進んでいった挙句にあのラストなものだから、「お、おう」とちと怯んでしまった。毎度映像と演出は本当にすばらしいんだけどもなあ。人物たちを真横から捉えて、まるで絵本のような平面的に見せる演出とかも、好きかと言われるとよくわからないけど、チャレンジングでいいと思うし。うーん、やはり脚本の奥寺佐渡子を再起用したほうがいいのでは……とか。