ぶみ

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODYのぶみのレビュー・感想・評価

3.0
この時代こそ、私のステージ。

ケイシー・レモンズ監督、ナオミ・アッキー主演による伝記映画。
2012年、48歳でこの世を去った歌手ホイットニー・ヒューストンの半生を描く。
ヒューストンをアッキー、彼女の音楽プロデューサーであるクライヴ・デイヴィスをスタンリー・トゥッチ、夫ボビー・ブラウンをアシュトン・サンダース、母シシー・ヒューストンをタマラ・チュニー、父ジョン・ヒューストンをクラーク・ピータース、親友ロビン・クロフォードをナフェッサ・ウィリアムズが演じているが、本作品のプロデューサーに前述のクライヴ・デイヴィス本人が連ねているのは大きなポイント。
また、脚本をクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』でも脚本を務めたアンソニー・マクカーテンが担当しているのも、本作品の売りの一つ。
物語は、ヒューストンのデビューから末期までが描かれるが、私的にはヒューストンは「オールウェイズ・ラヴ・ユー」のイメージしかないぐらいの状態で鑑賞したため、以前観た『エルヴィス』同様、アッキーの本人への寄せ具合はよくわからないものの、彼女の栄枯盛衰が如実に描かれており、伝記作品として十分楽しめる内容となっている。
ファンでも何でもない私にとっては、それ以上でもそれ以下でもないが、映画としてのクオリティは高く、ファンならば、より一層楽しめると思われる一作。

頭と心とガッツでしょ。
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