交通事故死した主人公が92分間だけ現世に戻ることを許されるというイタリアのコメディ映画です。
映画の冒頭で、主人公のパオロ(ピエールフランチェスコ・ディリベルトさん)は、交差点で赤信号を無視してスクーターで直進し、車に衝突して死亡してしまいます。
天国へ行ったパオロは、自分の寿命が計算ミスでちょっとだけ早まったことが発覚し、92分間だけ現世に戻ることを許される。
残された92分間の人生を有効に使おうと、パオロは家族との関係修復に奔走する。
思わぬ形で手に入れたたったの92分間で家族との絆を修復しようと努める主人公をコメディタッチで描いていて面白かったですが、途中途中に挟み込まれてくる生きていた頃のパオロのエピソードが女性関係にだらしなく、自分勝手で家族のことも大事にしないなど屑人間過ぎて共感もてなかったです。ただ、踏切のエピソードだけは良かったかも。
パオロに付いてきた天国のお役人のおじいさんが、キャラクター的に面白かったです。また、最後に家の前に事故に遭うスクーターが停められていて、二度も死ぬのは嫌だと言うのも洒落がきいてました。
映画のラストはちょっと予想していたものとは違いました。いったいこの後どうなるんだろうって感じでした。
