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DUNE/デューン 砂の惑星のyutaのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.0
フランク・ハーバートさんのSF小説『デューン砂の惑星』を、『ブレードランナー 2049』(2017年)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が再映画化した作品。かつてデヴィッド・リンチ監督が『デューン/砂の惑星』(1984年)として映画化したこともあります。そちらは、批評家からは否定的な評価を受けていた様ですが、自分的には結構好きでした。そして、本作は第94回アカデミー賞で同年最多の6部門を受賞するなど、批評家から概ね好意的な評価を受けていた様です。

10191年、水の惑星カラダンを統治していたアトレイデス家のレト公爵(オスカー・アイザックさん)とその息子ポール(ティモシー・シャラメさん)らは、宇宙帝国の皇帝の命令で砂の惑星アラキス(通称デューン)の統治を任じられます。そこは、宇宙航行手段に必要な転園資源であるスパイスが算出される惑星であり、長年一家の宿敵であるハルコネン家が勝手に支配しスパイスを独占していたのであった。

アトレイデス家は、アラキス着任後、先住民族フレメンと有効な関係を築こうとするが、ハルコネン家のクーデーターが勃発、一瞬にしてアトレイデス家は壊滅状態になり、ポールと母親のジェシカ(レベッカ・ファーガソンさん)は命からがら脱出し、砂漠に身を隠すのだった…。

本作は、156分とかなりの長編でして、『デューン 砂の惑星 PART2』(2024年)に続くのです。主要な舞台となる惑星アラキスのシーンはUAEで撮影されており、物語の世界観を再現出来ていて、素晴らしい映像美でした。中でも、アラキスの砂の中に住む巨大生物“サンドワーム”が轟音を出しながら大移動するシーンは大迫力で見どころ満点でした。
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