ルイまる子

スペンサー ダイアナの決意のルイまる子のレビュー・感想・評価

3.1
女優さんの演技が上手い!リアルタイムを知ってるダイアナファンなので、あの身体が斜めになったみたいな歩き方、肩をすくめた格好激似!顔はちょっと違うが、ファッションも髪型もダイアナスタイルで感動!目の玉を上にする表情とかシャイな笑顔とか、「めっちゃどーでもいいわ〜」みたいな表情とかのニッチなモノマネもやってくれればもっと良かった。

しかし気味悪いのは、アン・ブーリンに自分をなぞらえ、禍々しいヘンリー8世にクビをちょん切られたアン・ブーリンの古い本、一度だけ読むならいいけど、いつもいつもベッドの上に置いとくのはやめて〜

この2人がともに象徴的な女性で、そういえば共通点多し。王室に嫁ぎ、最初は世界一ラッキーな女性、しかし次第に世界一不幸な女性になって行ったところ、後悔しながら生きて来たところ、何世紀にもわたって生き続けるドラマチックな伝説を作ったところ。それに、アンはなんと言ってもあのエリザベス1世のママなわけで良いDNAと反面教師を娘に与えた点だけは結果的には良かった。ダイアナも二人の息子に良いDNAと天真爛漫な性格を与え、下はメーガンの夫としてまた新しいドラマを作ってくれそうな所も母親似だ。

映画の内容は、ちょっとあっちの世界に行っちゃってる感じのダイアナの心の中をずっと追いかけるような物語だ。鬱病経験者は共感出来るだろう。しかし、愛とかどうでもいい、スカスカのルイまる子はこう思う。「もっと合理的に考えれば良かったのにね。周りにちやほやされて、それで十分幸せなのに、それでも愛されるべき人に愛されない事がそんなに寂しい?いやいやあんなチャールズどうでもいいやん!孤独だからって、拒食症過食症繰り返し、最高級のシェフの料理を吐いてもったいないやん!」いや、しかしダイアナはまだ若かったし、親に愛されてなかったのだから愛を求めて当然である。

【ネタバレ】しかし、いくら動物愛護だとしても王室の伝統なんだから、狩りの行事で、動物殺さないで〜ウチの坊やにそれはさせないわよ〜で中止させて坊やを連れて車で立ち去るの流石にちょっとないわ〜そして、坊やたちと「普通の食事」に行くがそれが「KFCチキン」ってないわ〜笑 しかし大真面目に、天然にそういう事しそうな人、それがダイアナ♥
ルイまる子

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