ももさく

漁港の肉子ちゃんのももさくのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
3.0
若い時から色んな土地を転々とし数々の男に騙された肉子ちゃん。最終的に漁港にある焼肉屋で働き、娘と船での暮らしとなる。

肉子ちゃん / 見須子 菊子(大竹しのぶ)身長151㎝体重67.4kg。ゴロ合わせや漢字の話しが好き。とにかく明るい。

キクりん / 見須子 喜久子(Cocomi)肉子ちゃんと呼んでいる母親と暮らす小5。顔立ちも良くスタイルもスラリとしている。常に冷静に判断する。

サッサン / サスケ(中村育二)焼肉屋“うをがし”の店主。

マリア(石井いづみ)キクりんの親友。大豪邸に住んでいる。フリフリの服を着ている。

二宮(花江夏樹)前髪が長めで目元が見えない。変顔をする。喜久子をミスジと呼ぶ。

みう(吉岡里帆)若い時、肉子と同じ職場だった。

ダリシア(マツコ・デラックス)占い師。

他声出演者→セミ(宮迫博之)カモメ、運動会アナ(滝沢カレン)ヤモリ、トカゲ、松本(下野紘)小さい女の子、ペンギンのカンコちゃん(稲垣 来泉)猫、女将、先生、客(ゆりやんレトリィバァ)。

他声出演者→山西惇、八十田勇一、岩井ジョニ男、オラキオ、チャンス大城、Yes!アキト、木村玲奈、植野湖子、原口紗綾、明石家さんま他。

「ドラえもん」「エスパー魔美」「あたしンち」などの渡辺 歩監督。

「カフーを待ちわびて」「潔く柔く」「君と100回目の恋」などの大島 里美脚本。

「きいろいゾウ」「円卓」西 加奈子原作。

製作→明石家さんま。

主題歌→「イメージの詩」歌→稲垣来泉、作詞作曲→吉田拓郎、編曲→武部聡志、サウンドプロデュース→GReeeeN。

エンディング→「たけてん」歌、作詞、作曲→GReeeeN。


どんな内容かは全く知らず、ただ明石家さんまがテレビで宣伝してたり木村拓哉と工藤静香の娘のCocomiが声優をするってのだけは知っていた。そんなCocomiの声優は、ほんわかしてて私は好きでした。

  「食べた駅弁は四つ、四つって!」

女子同士の派閥がリアル。昭和生まれの私でも小学生の頃こんな感じの結構あったけど令和の時代でもまだあるんかね。人を悪く言ったり人間関係の問題が描かれる程、肉子ちゃんの人の良さ凄さがわかる。

フレンチトースト、ミートスパ、お弁当なんか食べ物が美味しそう!。

大きなマトローシュカ、フラワーロック、チッケッピオレッピ、エロ神社、逆向きトイレットペーパー、ライ麦畑でつかまえて、胸と生理、バスケ、水族館、コトブキセンター、火曜の夜の電話、運動会、腹痛も印象的。

雰囲気もトトロの世界っぽいんだけど、もろトトロオマージュみたいのも感じた。

「夢だけど夢じゃなかったのような…夢みてしもた」

もはやスタートの時点で、こんなバカな女の人いるの?って思った。信じて裏切られてもまた信じて…。もっと怒ってもいいんじゃない?誰か相談する人がいたら、もっと違ったんじゃない?とも思った。

      「お好み焼き男やろ?」

後半なんて、だろうね…ってなるけど、それでも肉子ちゃんの人間性に惚れる。その時も誰かの為に尽くすばかりじゃなくてもっと怒りなよ!って思っちゃったけど。

このままでいたい、止まっていたいって思う時もあるんだろうけど、心も体も成長って大事ね。でも生理もそうだけど言える環境や性格ならいいけど色々あるよね。ブラジャーだってそうじゃん?親が成長に気付いてあげれるかとか多感な子供から言えるか言えないかとかもあると思うの。親との関係性って大事ね。

二宮と肉子ちゃんの目が急に大きくキラキラになるのにもビックリ。最後の肉子ちゃんの顔が優しくて好きだな。

過酷な人生の肉子ちゃん見てると人は沢山食べて頑張れば生きていけるのかもしれんと思ったしマッサンの存在の大きさたるや!良い人〜。

キクりん、あんだけボロクソに肉子ちゃんの事言うのも…まぁ合ってるけど…それ必要?。そんな事言わず大好きで良くない?。

この映画の宣伝も兼ねて、滝沢カレンが声優に選ばれた時のをテレビで見た事がある。まさかのカモメのエッキョ〜と運動会アナウンス!それに限らず芸人さん達もチョコチョコ使われているが良く見てないと聞き逃す。

エンディングのGReeeeNと知らず聞いてたらToshiかと思った…。似てるよ。エンディング後もオマケありなので、お見逃しなく。

全体的に私は好きでした。