notマッチョbutポッチャリなわたしがこの映画の前半を観たのは早ひと月前、ようやく後半を観た。
途中までラフだったのに気付くとクライしていた。なんなんだお馬さんを撫で撫でするじいさんのあの美しさは。なんなんだこのしあわせな気持ちと鼻の奥がつーんとする気持ちは。たかだか100分ちょっとで人生を語るには都合が良すぎるとかそんなのどうでもいい。生きているだけで人生。気付いた時には引き返せないのが人生。少しの後悔は涙で、別れの寂しさは背中で、そして温もりはシワシワになったその手で。
決断するのは神さまじゃない。いつだって自分自身だ。