吉田ジャスティスカツヲ

ウォンカとチョコレート工場のはじまりの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

4.4
ファンタジー映画ですが逆に"作りモノ感"が高ければ高いほど、好感触である🍭ってな珍しいシリーズ。
私にとっても【シャラメ関連作品で初めてシャラメにムカつかなかった】ってその部分でも珍しい作品。

40'のミュージカル映画黄金期を意識したとあって、ミュージカル場面の編集やカメラワークに大拍手👏
美しさと、観る者のテンション上げる瞬間を見事にブレンドしてくれました🍫チョコだけに。
チョコレート店内部や、奴隷として働く職場のシステム、スーツケース型のコンパクトチョコレート製造機にも、レトロ感と新しさ融合の最高の美術の仕事を堪能させてくれますよ。


“世界一のチョコレート店を作る”という夢だけを持つ、まだ何者でもない青年。
…にもかかわらず誰も見たことも食べたこともないチョコレートを作り、人々を驚かせます😳

どうしてウォンカは魔法のチョコレートを作ることができるのか?
【そんなウォンカの背景が明かされることなく物語が進行するので、多少の違和感を覚えるのです】
こんなに優しいウォンカは、どうしてガキが嫌いになったのか?そこも納得がいきません🤫
…が美味しそうなチョコレートの映像美と、シャラメの甘く麗しい歌声に酔いしれている間に、魔法に種明かしなどどうでも良くなってくるのですよ🥰


全部の俳優さんたちのベストコメディパワーが注力された、ありがたい一本なのですが…
ただ【ヒューグラントが出た瞬間、ヤツが優勝し、全部掻っサラっていく】ズルさよ😅