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ウォンカとチョコレート工場のはじまりのFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。これもまた上がっては下がっていくという高さが強調された映画で、冒頭のカットから一目瞭然。その高低差は権力や地位の描写を意味し、ウォンカは一度奈落の底に突き落とされる。そこから「夢をみること」による浮上によって幾度も打ちのめされながらひたすら這い上がる。そして権力者達を地上から吹き飛ばすことによって、その高低差から解放されるというプロットが超良かった。その運動の為に説明とご都合主義を連発したり、移動や状況を省略したり、チープなCGだったりで奉仕する様は清々しい。『パディントン』シリーズで免疫もあったのも大きかったかもしれない。ティモシー・シャラメもケイラ・レーンもよかったし、サリー・ホーキンスも泣けた。
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