2021年20本目
埼玉県に実在する、ある中学校の2年6組に在籍する生徒35人全員に密着した、異色のドキュメンタリー。
今まで誰もやらなかったことを実行し、きちんと作品にしているその意気や良し。
ただ、一本の映画として面白いかと問われると…。日常を描いている分、結構退屈。
全編通してリアリティ(当たり前だが)に溢れていて、中学生あるあるが盛り沢山。
最後のシーンにあいつが来なかったところとかはガチンコやなー、と。
教育学部を卒業して教員免許まで取った自分を少し悔しくも思ったし、どこかホッとした。
どんなに戻りたくてももう絶対に戻れない"あの頃"を思い出すという点では、もう少し歳を重ねてから観た方が染みるのかも。
"あの頃、一度も話さなかったあの人は、何を考えていたんだろう"ってキャッチコピーは秀逸!