このレビューはネタバレを含みます
サスペンス＋ディザスター。
ただ刺客から逃げるだけじゃなく山火事にしちゃったらもっと面白いよね！という、とってもポジティブな足し算思考の作品。
（類似例…ゾンビ＋ロードムービー＝新感染、動物＋バイオレンスアクション＝ピーターラビット…など）
アンジェリーナジョリーもすごいが保安官の奥さんもメチャがんばってた
（妊娠中なのに・山火事から逃げながら・2人いた暗殺者のうち1人をタイマンで撃破）
妊婦さんに負ける暗殺者と、銃vs斧で負ける暗殺者…。
山火事がそもそもあいつらが放火したせいなので同情してはいけないが、
自業自得の山火事でヒイヒイ言いながら「もう嫌だ…」とか弱音吐いてたりして、しだいに気のどくになってくる。
『レオン』の敵のような仕事（殺し）＝趣味みたいなやばい奴ではなく、あくまで仕事だから・任務だから、のような感じで、また先輩後輩コンビというのもリアル感や人間味を感じさせる。
先輩暗殺者のパトリックは、コナー少年に「自分が出頭すればハンナは殺さないんだな？」ときかれて
「それはできない（殺す）けど苦しまないようにする」と答えるなど、子供相手でも正直・誠実な受け答えで、また武士の情け的なものを解する男。
そのパトリックに対するハンナの仕打ちは…ひどい
…山火事放火はホントにサイアクの重罪だからしかたない。
ともあれどうにか生きのびて、報道の車も到着して、お父さんのおつかいもミッションコンプリート
…でいいのか？
さいきん観た『ブルーサンダー』ではTV局の中でも信用できる知人をご指名だったけど、本作の報道会社はどうなのか。
バイデンさんにハンバーガーお毒見会に呼ばれて、宦官のようにヘナヘナに去勢されたりしてないか心配だ
なんせジョーとかあだ名で呼ぶほど親しい仲らしいからな。やり口も同じ穴のムジナかもしれない
「あだ名呼び設定は毎回日本がお願いして自国内向けに喧伝してるだけ」だったら余計な心配なのだけどな
