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明け方の若者たちのRenのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.8
2021年54本目、今年最後の一本。

『何者』と『花束みたいな恋をした』(また明大前駅!)を足して2で割ったような映画と思って観ていたら、中盤で判明するある事実に面喰らった。
まさか○○モノだったとは(笑)

童貞なのかヤ○チンなのか分かりにくい北村匠海の演技はともかく、黒島結菜演じるヒロインは出会った夜の手口から したたかでやたら鼻につくけど、超現実的な存在感があった『花束〜』の有村架純に比べリアリティが高く○。

恋愛面では「いやお前も最初からそれは覚悟の上やったやろ…」って感じで一切乗れないが、まさしく"今この瞬間こそ最高"な大学時代の描写や、この世の墓場感が強い社会人になってからの描写など青春/友情面が非常に刺さった。

突然の謎のスプラッター演出など言いたいことも山ほどあるが、何よりこの映画を若干23歳(現在)の、それも女性監督が撮ったという点が興味深い。
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