パケ猫パケたん

エッシャー通りの赤いポストのパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

3.5
🎍皆さま、明けましておめでとうございます🎍 🎍本年も宜しくお願いします🎍🌟

コメント欄に、今年のベストテン、書きました🐱🎵

さて、レビュー🎵

『愛のむきだし』🤘、『冷たい熱帯魚』👓の園子温監督作品。彼は多作(後半が粗製乱造気味かな~)であり、オイラは57作品中、19本鑑賞している。まぁちょっとしたファンなオイラ🐱

自主映画上がりの若手のカリスマ監督が、役者志望の若手をワークアウトの形で、群像劇を撮る過程の、混乱と創作の苦悩を描いている。

ぴあフィルムフェスティバル出身で、ここまでのしあがって来た、園子温の、自分史映画、『8 1/2』🎪🎺の系譜に属するとも見れる。弱冠、温いが。

映画は、「俺」と書かれた旗、疾走、仮面、父娘の危ない関係、血のり、騒乱など、園子温的なガジェットに満ちている。

タイトルとなったエッシャー通りとは、騙し絵みたいな、奇怪な芸能界を表すのかな。或いはゴールの無い混沌とした現実世界↪️の意味かな

この映画の、中心的ガジェットとしての、こけし型の赤いポストが残念。下世話な話しだが、ダウンタウンの番組のポストくんを思い出してしまって、締まらない。なんだか見切り発車な気がする。

園子温監督は、長編映画が多いのだが、このプロットで146分は長すぎた。俳優の卵たち、個々人の紹介に100分ほど要していて、構成的に無謀だと思う。特に、生涯一エキストラのおっさんのパートは、コントの様に詰まらなく、ここからは、睡魔との戦いになった。数十分😹

また、映画全体の画像のトーンが明る過ぎて、陰影に欠けた。園らしくない。女優をくどいほどエロく💋撮れていたのに、この映画でも淡白過ぎる。最近低迷の原因のひとつであろう。

なので、長過ぎて、女優もエロく撮れていないので、ポンポさん👧📣に怒られる💢案件ですねこれは。

園子温は、東京ガガガ🏴の時代には、逮捕されそうになるまで、過激な芸術活動を行っていた。だから、自己投影するのなら、監督の小林(山岡竜弘)は無個性過ぎたなぁ。

吉高由里子👩、満島ひかる👩と原石を見出だしてきた、目利きの園子温なのだが、美貌、オーラ、演技、闘志においての魑魅魍魎(ちみもうりょう)👻🎵の跋扈(ばっこ)する、芸能界、エッシャー通りを、駆け抜ける猛者は混じっていたのかなぁ。

安子(藤丸千)、切子(黒河内りく)、方子(モーガン茉愛羅)と共に、助監督を演じた、小西貴大👨が楽しみだよ。

映画の終盤は、何と、映画の神さま👱‍♀️✨✨✨が舞い降りていたよ🎵

園監督の出身地、愛知県豊橋市の商店街でロケーションされた、一連のシークエンス

主演者たちから、エクストラたちにフォーカスされる、混乱に溢れた観たことも無い進行🔁 スマホじゃなくて、手紙✉️みたいにアナログで 泥臭くても主人公に成れよ🎵 みたいな疾走🏃~🏃
芸術とは、カオスだよとの熱きパトス🌊

前半のもたつきが、かなり惜しいが、園子温監督のファンは止められないと、想ったよ🐱💕