2021年50本目
先行上映にて鑑賞
互いが"好き"を押し殺しながら生きる、ゲイの高校生と腐女子の女子高生の物語。
男だからどう、女だからこうではなく、突きつけられるのは"人"を見ることの重要性。
無駄に長い遊園地のシーンや、クライマックスのやや大仰な体育館での演説など引っかかるところもちらほらあるが、山田杏奈の魅力溢れる演技に思わず押し切られてしまう。
母と子どもの演出に弱い自分からすると、誰にも理解されない苦しみを独白する神尾楓珠と山口紗弥加の病室シーンで思わず落涙。
若干の寂しさを残しつつ希望を感じさせるラストも見事!