やたらと評判がいいので鑑賞。ファーストデーなのもありますが、平日昼間にも関わらずほぼ満席でした。
私が小さい頃見ていた鬼太郎は第4シリーズ。cv松岡洋子さんの鬼太郎だったようです。
それが受け継がれて沢城みゆきさんになり、猫娘はすっかり等身が高くなり……しかし、「鬼太郎は人間を助けてくれるヒーロー」という幼少期のイメージは変わらないままの作品でした。
まず思うのは、横溝正史的世界観と妖怪とアクションと親の愛と哀しい少女の狂気とショタとが絶妙に混ざりあった作品だったなと。前評判の高さにそぐわぬ、素直に面白い映画でした！
さんざん「救いがない」と聞いていたので覚悟していたためか、胸糞度はそこまで。むしろ、いわゆる「犯人役」についてはノーマークだったのでそちらの展開で驚きました。
横溝正史にも金田一少年にも出てこないのが、鬼太郎父のかっこいいアクション！
残像を強調したかのような作画で、夢中になって観てしまいました。“糸目の石田彰“もすっかり堪能。笑
事前に「墓場鬼太郎」1話を見ていたため、そこにつながるオチにも納得。新たな解釈として、いいストーリーだったなと思います。
またありきたりですが、トキヤくんがあまりにいい子だったのでラストには涙。こういうのでいいんだよ。。
なんだか久しぶりに昔の鬼太郎も見てみたくなりました。
