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先生、私の隣に座っていただけませんか?のamuのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

キャストが全員良いし、豪華。

単館系の雰囲気で、何も起こらないような、いや何か凄いことになってしまうような、ゾワゾワとした不穏さみたいなものが漂っていて見入ってしまった。

これがクリーピーや、ミッドサマーだとわー!ということになっていくわけだけど、ホラーでは無いので終始「静」の怖さというか。

黒木華さん演じる主人公含め、それぞれの本心がいい意味で読めないし掴めない、そのわからなさに皆翻弄され、目に見えないものに恐れを感じる。柄本佑さん演じる主人公の夫は、自分のしていることへの後ろめたさから妻のその見えない本心が怖いわけで。

なんでも目に見えないものは怖いのだ。

主人公は常にサバサバとしていて、そんなこと(夫の不倫)気にも留めていないようにも見えるところが最大の引っ掛け。

まんまとやられました。
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