現実逃避帰国準備

天使と悪魔の現実逃避帰国準備のレビュー・感想・評価

天使と悪魔(2009年製作の映画)
4.0
昨日観た『ダビンチコード』に引き続き、今日『天使と悪魔』を観た。

序盤で、こっちの方が面白いと感じた。宗教と科学の対立という所が興味深かったからだと思う。

スポイラーアラート↓




カメルレンゴが、 "Do you believe in God?” と聞くと、ラングドンが固い表情になり、"I am an academic. My mind tells me I will never understand God"と答え、そしてカメルレンゴが、" And your heart?"と聞くと、ラングドンが "(My heart) Tells me I'm not meant to. Faith is a gift that I have yet to receive" と答える所がいい。このシーンがこの映画の一番言いたかった事と思う。

ヴァチカンのアーカイブ保管室が物凄いハイテク(しかも凄い広い!)で、歴史ある建物とのギャップと、宗教が科学の恩恵を受けている事を表していて面白い。

ラングドンが謎をどんどん解決していく所が『刑事コロンボ』の様だけど、コロンボは頭が切れる庶民さを売りにしてるのに対し、ラングドンは宗教象徴学者としての知識がポンポン出てくる所が爽快。

観ているうちに、あちこち懐かしいローマの風景が出てきて、十数年前ローマに住んでた時、まだ幼児だった子供達のローマでの子育てを思い出した。

5/11/2020