けん

コーダ あいのうたのけんのネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

とても良かった。

家族が娘の音楽への想いを受け入れていく過程がとても丁寧に描かれていたと思った。

無音のシーンが非常に素晴らしかった。どんな歌声なのか分からないけど、観客のリアクションに救いがあって良かった。それ以外のシーンには環境音がたくさん入っていたので、このシーンのインパクトが際立っていた。

父が娘の喉に手をあてて歌を感じるシーンもとても良かった。

先生に歌うときの気持ちを表現しろと言われて、とっさに手話のような手の動きが出たとき、主人公にとって音楽と手話は切り離せないものなんだと感じさせられた。

字幕が良いと思った映画は初めてだった。演出としての字幕でもあり、素晴らしい映画体験だった。
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