君たちはどう生きるかのけんのネタバレレビュー・内容・結末

アオサギと塔の中で出会ったキャラクター達は、最初は取っ付きにくい雰囲気だが、行動を共にするうちにみんな真人に友好的になっていく。それはどんな関係性も良くしていくことができるんだよという希望のあるメッセージになっている。
新しい母に大嫌いと言われた後に、初めてお母さんと呼ぶシーンでは真人自身もその希望を見出しているようだった。

橋や扉、天国と地獄など、何かの境界が印象的だった。

正直、最初は難解な作品を読み解いてやろうと変な意気込みがあったけど、途中であまり深読みしない方が良さそうだと思った。怖いとか可愛いとか自分が感じたことに素直に委ねていれば、そのまま楽しめた。
宮崎駿が「オタク君、深読みなんかしなくて良いんだよ」と言っているような気がした。