このレビューはネタバレを含みます
新しい表現が弾圧されること、
舞台上であの世とこの世が重なることを考えながら観た。
面をとったその下も面かもしれないというセリフが良かった。
宴会のシーンが多く、印象的だった。酒を飲み、素面でなくなるということは面をつけているということか。
エレキギターやドラムセットの音がガンガン鳴ってるのに楽器が和風で、映像と音が合ってないのが気になったが、あったかもしれない表現が歴史から消されてしまった、ということを考えると、あえてそういう演出にしたのかもと思った。
盲目の少年が音と触れ合って世界を見る描写が美しかったからこそ、後の演奏のチグハグ感が際立ったし、ライブ演奏の違和感は意図されたものだったのかも。