自分の年齢のせいか、最初から最後まで号泣。
この映画の素晴らしさは、過度な演出があるわけでなく、ただただ出演者の表情だけで、涙腺を刺激してくる。
リリー・フランキーさんは、時折見せる悲しい表現が印象的。あきらめのような、後悔のような、、素直になれない自分に対する葛藤。
ちょっとしたことで伝わるんですよね。
そして木村多江さん。認知症になる自分への恐怖を語るシーンから、病気が進行した末期の場面は見ていられませんでした。
さらに錦戸亮さん。わかりあえない父とへの怒りや寂しさ。とにかく今回の作品では、父との距離をいかに近づけるかということに終始していた感じがします。
映画全体的にはテンポよいですが、やや説明なく次のシーンに行くことも多く、やや乱暴な展開もあった気もしますが、変な演出で長くなるよりは、これくらいがちょうどいいかも。
そういや途中出会った二人の親子も素敵だったな、、
人間模様が素敵で、そこまで演出過剰しない良作と感じました!