転落死した夫は事故なのか?
はたまた妻の犯行なのか?
物語はこの一点で進み、ついには裁判へ、、、
こういう物語は常に主人公が疑われる悲劇のヒロインとして描かれ、鑑賞者はその無実を信じて応援するのが普通の構造かと思いますが、自分は見れば見るほど主人公が嫌いになっていきました。
明らかに怪しい顧問弁護士との関係、夫には内緒にしてた同棲相手との不倫、そして障害を持つ息子への接し方。
guilty or not guiltyが物語のテーマだったのでしょうが、最後まで明確な結論は出ず。(判決はともかく)
これは映画としても解釈を鑑賞者に委ねたのでしょうが、ややモヤモヤが残りました。
ただ自分の中では中盤辺りで判決は出ていました。
恐らく判決の内容が全てではないと言うことを、途中の「心で真実を決める」というセリフに置き換えていたのでしょう。
とは言えもう少しスパッとした結末でも良かったかもしれません。