クリーム

恐怖の廊下のクリームのレビュー・感想・評価

恐怖の廊下(2010年製作の映画)
3.4
ジャケの顔が気になって観賞。主人公とヒロインには、ずっと苛立ちますが、そこそこ楽しめました。76分と比較的短いのでサクッと観れたのも◎。あくまでもB級ですが、北欧っぽい暗さも雰囲気を盛り上げていました。ホラーというより、スリラーだと思います。

医学生のフランクは、勉強に追われ、成績も上がらずイライラしていた。ある朝、マンションの階段で、重そうな机を運んでいる女性ロッテに出会い、半ば強引に手伝わされ、彼女の部屋まで運ぶはめに…。ロッテは、図々しく、洗剤や漂白剤を借りに来たり、クッキーを持って部屋に上がり込んだりします。イラつきながらも彼女が気になるフランクは、恐怖に巻き込まれて行くのだった。



ネタバレ↓



ロッテが彼氏のミッケのバイクの移動を頼まれ手伝ったが、倒して傷を付けてしまった。そこへレニーと言う男が手伝ってくれ、バイクを動かします。しかし、バイクに傷がつきロッテはミッケに殺されるとフランクに相談する。フランクは、寝不足で明日テストなので知らないと突き放した。
次の日、洗濯場でロッテを見かけると体中にアザが出来ていた。心配になり、彼女の部屋に向かうとレニーに突然殴られロッテに近づくなと言われた。
ロッテが傷の手当てをしてくれ、彼女はフランクの部屋に泊まった。
今度は、ミッケに脅されます。ハンマーを持ったミッケがロッテの部屋へ。その後、ドア越しにロッテが助けてと懇願する。警察に相談するも相手にされない。
次の日の解剖実習で、使われた遺体はハンマーで殴られたレニーだった。
ミッケが再び脅して来た。ドアを開けるとミッケがいたので、火事だと騒ぎ、隣人の子供を抱えて外へ、警察に通報し、管理人さんを頭突きで倒した罪をミッケになすりつけた。
フランクはロッテへの部屋へ。誰か入ってくる気配にハンマーをを振り下ろすと倒れたのはロッテ。フランクは、気が動転し逃げた。その後、ミッケの悲鳴が聞こえ、戻ると首から血を流すロッテ。フランクはロッテの手当をする傍ら、ハンマーについた指紋を拭き、警察に通報した。
その後、フランクは普通に授業を受けロッテからのクリスマスプレゼントを眺めるのだった。

フランクもずっとイヤな奴だし、ロッテも図々しくて、たちの悪い女だった。フランクは、自分がミッケやレニーから襲われる脅迫観念で追い詰められ、結局、ロッテを殺してしまう。フランクが殺されるのかと思ったら、フランクがヤバい奴だった。ハンマーの指紋を拭き取り、ロッテの手当てをし隠蔽工作して、自分は普通の生活に戻る。ギリギリまで、展開が解らず楽しかったです。
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