Emi

アガサと殺人の真相のEmiのレビュー・感想・評価

アガサと殺人の真相(2018年製作の映画)
3.6
サスペンス
アガサ本人が1926年に失踪した史実を基に、失踪中の出来事を空想で描くミステリー。結婚生活も仕事もスランプに陥り、失意の日々を送るアガサの元に、列車内で最愛の友人を殺された元従軍看護師のメイベルが訪れ、犯人捜しを依頼する。事件は迷宮入りし捜査は打ち切られていたが、メイベルは独自に複数の容疑者を捜し出していた。アガサは失意の現実から逃れ、メイベルと共に偽の遺産相続話で容疑者たちをある屋敷に呼び出す。一方、世間ではアガサが失踪したと大騒ぎになっていた。

特にアガサ・クリスティファンではありませんが純粋にミステリー作品として楽しめました。
きっとアガサファンなら気付ける小ネタとかもあったんだろうな〜
そこに気づけなかったのは悔やまれるけど、湿っぽいイギリスの田舎風景や実際に失踪した11日間などが相まって、臨場感のあるストーリーでした。

夫の不倫に悩む普通の女性アガサ、コナン・ドイルからの助言でゴルフ場を設計してみたり、どうにか夫婦関係の修復を試みるもなんとなくうまくいかない。
ありますよねそんな時も。人間だもの。

執着が急に無くなった時虚無感に襲われる、というのもわかるし、よく言えば羽が生えたみたいの身軽になる、というのもよくわかる。
固執と執着は紙一重だな。
Emi

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