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そして、バトンは渡されたのRenのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
3.8
2021年49本目

予告編やキャッチコピーから滲み出る、いかにも邦画な泣かせ映画感。
実際に鑑賞するとその予感は的中で、"さあ、ここで泣いてください!"と言わんばかりに、それっぽいシーンでは大音量で劇伴が流される。

しかし、まんまと泣かされた。
まさに製作側の思う壺。いい映画。

結構序盤で展開は読めるものの、脚本が巧みで引き込まれる。
挙げればきりのないツッコミどころも、キャスト陣の好演で掻き消される。

永野芽郁の魅力が爆発しているのは言わずもがな、『おっさんずラブ』以降やたらと半笑いでメディアに消費されがちな田中圭が、やっぱり上手い俳優であることを再確認。『白夜行』(連ドラ版)や『軍師官兵衛』の石田三成とか最高やったもんな…。

石原さとみのハマり具合も見事!めちゃくちゃおいしい役。

観た後ちゃんと気持ちが温かくなる映画として成功だし、何より 旅立ちの日に は反則レベルで泣ける。ずるい。
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