実は劇場で2回見ており、このたびNetflixであらためて再見。というのは、2回も見ているのに内容をちっとも覚えていなかったからで……。私はおろかな人間ゆえ、こういう駄目な映画にでも落涙してしまって自己嫌悪に陥ることしばしばなのだが、しかしまあ、いっぱしの人間のことをバトン呼ばわりし、それを渡すの渡さないのと言うのは、あまり望ましいことじゃないと思う。
石原さとみ&幼女のパートと、永野芽郁&田中圭のパート、両者を並行して描くにあたってなんの工夫もないので非常に退屈。撮影は端正だと思うけど。
それにしても、見た目は良いが生活能力を著しく欠く人間が、血のつながらない児童を実父から奪い取り、育てる意思はあるらしいが実質あまり面倒も見られず、パンの耳などを与える……どうなんでしょうか。どちらかというと『誰も知らない』とかの部類じゃないかと思いますが。