てっちゃん

屋敷女 ノーカット 完全版のてっちゃんのレビュー・感想・評価

屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)
3.6
フレンチホラーの代表作と言われていて、怖いもの見たさで観てみた本作であります。

観て思ったのは、こういう表現ができる(現実ではなく、制作だからこそできる表現)から映画ってまだまだ幅が広がっていくのだろうなってこと。

きちんとジョーク、娯楽として本作を撮っているということ。
正気でこんなん作ったらアホでしょ。
だから正気で観るのではなく、エンタメとして観ることにしました。

それでは箇条書きスタイル感想を。

・ハサミすげえなおい!
めちゃくちゃ切れます。切れ味が変わらない素晴らしい鍛錬がされている名品とみました。
このハサミ一つで凶器に及ぶ、謎の女、、すげえなおい!

・血!血!血!!
血みどろになるし、ぐっさぐっさいきます。
観ていて、もう堪忍してや、、となってしまいます。

・ぐっさぐっさいきますよ!
自慢のハサミでぐっさぐっさいきます。
思わず目を背けてしまうし、うげえってなるし、痛い痛いなります。
刺すって表現、苦手だわ。痛々しい。

・やり切ってます!
よくもまあこんだけのことやり切ったなあと感心。
ようこれ企画通ったな。主人公が妊婦でその妊婦がですね、、みたいな感じでプレゼンしたんかな。
よし、分かった!金出すわ!ってよくなったな。

きちんと欲しいことをやり切っているのもすごい。
ちゃんとこいつら絶対死ぬだろって警官らが来て、きちんと予定通りの行動をしてくれて、あっさりヤラれます。
いかん、いかん、いかん!で、きちんと想像通りの流れにやり切っているからすごいや。

・謎演出がおフランス感あります!
自慢のハサミを使うと出る、ぎゃーんぎゃーん音がすごい!というかやかましい。
謎の女を、わざわざカメラで撮り、フラッシュ光で謎の女の姿を演出する、、なんちゅう面倒な。
そんな端々からおフランス感あります。

・最後の余計なゾンビ展開いらん!
これは本当に謎。最後で、なんやこれ?って正直なってしまった。

・面白くはないです!
こんだけあれこれ書いてるけど、結局はここに着地します。
ただのグロ、スプラッターが観られれば満足じゃい!って方にはいいかもしれないけど、私は物語性なり映画ならでは!ってものを求め、感動(本作のようなジャンルでも心が動かされれば好き)があるのが好きなので、
本作では私は感じ取れなかったのが正直なところ。
そこは捉え方、感じ方いろいろあるだろうけど、私はうーんって感じでした。

でもたまにはこういうえげつないのを観たくなる人間ってなんなのでしょうね。
てっちゃん

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