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ナイブズ・アウト:グラス・オニオンのdojiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

定石を外すことに命をかけるライアン・ジョンソン、シリーズ2作目として前作から傾向はわかっていたので、ブノワの役回りがミステリーの定型とは違うことは予想できるし、後半のジャネール・モネイがステージ中央に躍り出る展開も、外しの中では逆にストライクなので安心してみれた。

というか、タマネギのメタファーでエドワード・ノートンの能無しをオチにするわりに、本作は台詞回しも選曲もシンプルで、演出もストレートかつ大味。あれ、ライアン・ジョンソンってこんなに素朴な作家だったんだと、はじめてチャーミングな魅力を感じることができた。もう一作くらいぜひどうぞ。
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