トランスマスター

ディア・エヴァン・ハンセンのトランスマスターのレビュー・感想・評価

2.0
♯45 ミュージカル映画

舞台は米国中西部の郊外
主人公のエヴァンは精神疾患を患っている孤独な天然パーマの高校生。(左腕骨折中)看護師の母親と二人暮らし。学校で話せる生徒はインド系の陰キャラのみ。セラピストからの課題の自分への手紙を感情の浮き沈みの激しいコナーに奪われその後大きな事件に発展してしまう。これをきっかけにコナーの両親や密かに恋心を抱いていた妹のゾーイと親密になっていくミュージカル映画です。

◆良い点/注目ポイント
・脇を固める女優陣が主役級
エヴァンの母親→ジュリアン・ムーア
ゾーイの母親→エイミー・アダムス
どちらも私の大好きな美熟女です。
・ミュージカルなので、エヴァンが高校の廊下でスタジャンを着たアメフト部員に頭から緑色のジュースをかけられるのでは無いかと心配しましたが大丈夫でした。
・精神疾患を患うブレイズヘアのアラナを演じたアマンドラ・ステンバーグ、北欧と黒人のハーフで今作の中で一番のタイプ。『コロンビアーナ』の子役は、こんなに大きくなりました。

◆改善点
・ミュージカルパートが少なく良かったなと思っていたら、ゾーイの家族に謝罪する場面でミュージカルをかましてしまいドン引きしました。

◆総括
・私はミュージカル映画が好きなのですが、1人か歌い始めて周りに伝播し、集団のパフォーマンスに発展する作品が好みのようです。日常の生活風景にいきなり独唱が始まるのも違和感がありますし、それを聞いている人々が温かい眼差しで見守っているシーンもカラオケの長い間奏シーンのような気まずさがありました。

-2022年45本目-