世間的には評判悪いみたいけど、あれこれ盛りだくさんで結構面白かったぞ。確かに散漫でグダグダだったけど。
主題歌だって段違いにカッコいいし、悪党もインテリっぽい冷酷な変態キ●ガイって感じで、シリーズ歴代悪役でもベスト３には入るんじゃないか？（ワーストか？）
スタントはこれまた高いところにぶら下がる絵面がトム・クルーズ。消防車にぶら下がる既視感はターミネーター。そういう意味では意外とパイオニアなシリーズだぞ。もっとリスペクトしようぜ。
どーでもいいけど、市庁舎の火事のシーン。主題歌の歌詞の “Dance into the fire”って、このことか？
そういや、エレベーターに閉じ込められて天井から火ってのは、なかなか斬新な追い詰め方だった。鮮やかな機転でクリアするかと思いきや、正面突破という芸のなさでしっかり失望させてくれたが。
毎度おなじみ、モーリス・ビンダーの悪趣味ながらもモダンなタイトルバック。「私を愛したスパイ」辺りからかなりズッコケな勘違いが目立ち始めてきたが、今回は逆にハマっていた。胸のジッパー下ろしたら007ロゴとか、もうやりたい放題。失笑しながら「この大バカ野郎」と誉めてあげたい。
