このレビューはネタバレを含みます
ドキュメンタリーの装いをした、良い感じの映像の羅列。突如語り出す「ぼく」が、いったい誰なのか明かされないまま、ひたすら「ぼく」のモノローグが続く。せっかく街の人に話を聴いてるのに、全部がコメントバックでもったいないし、「ぼく」の眼差しの先にある異国があまりにオリエンタリズム的で、個人的に賛同できない。人の生を見る、と言いながら、その目線の置き方は、あまりに軽すぎるのでは?1時間聴き続けたラスト、松浦弥太郎さんなのか、、、となりました。これってエッセイでよかったんじゃない?