2022年21本目
冒頭から立ち籠める何とも不穏な空気。
これは…と期待させられるのも束の間、肝心の"事件"が起こってから面白さは下落の一途を辿る。
とにかく主人公たちも警察も無能で、それこそノイズのごとくイライラさせられる。
永瀬正敏が、いかにもな"孤高の出来る刑事"的芝居をすればするほどアホらしくなるからやめてくれと本気で思った。
演技巧者な豪華キャストで固めても何とも残念な出来であり、やっぱり映画は監督と脚本だな、と当たり前のことをつくづく再確認させられた。
余貴美子と柄本明はいくらなんでも仕事を選ばなさすぎ!
胸糞悪い映画は好きだけど、気い悪い映画は苦手。
せめてラストカットを、"あの写真"のシーンで終わらせてくれていたら、Jホラー映画として需要あったかも!