玉造

ガンパウダー・ミルクシェイクの玉造のレビュー・感想・評価

3.9
過激なバイオレンスアクション。
母と一緒に飲んだミルクシェイク。
激しくも甘い、火薬とミルクシェイク。

主人公サムとその母スカーレット、図書館司書の殺し屋三人。
向かって来るのは多数の殺し屋集団。
勝てるのか?

敵は全員男。殺し屋は全員女。
監督はナヴォット·パプシャド。女性へのリスペクト映画か、フェミニスト映画と思った。

ファームは世界の権力や富を昔から牛耳ってる男性社会の象徴では。
盗まれたお金を重視するファームだが、エミリーを(未来ある子供として)サム達女性は守る。
組織、権力、名声、富を守りたがる男達より未来を守る女達の何とタフで強い事か。

息子を殺されたボスが嘆く。娘達の中での居心地の悪さ。(4人も娘がいたらそうなるか‥)愛してるけど理解出来ない。ボスでも小さな家庭の中では孤立してるんだ。
会社のワンマン社長でも家庭では部屋の隅で新聞を読んでる光景が目に浮かぶ。

図書館で死闘シーンでは早逝したジャニス·ジョプリンの曲が!選曲がいい!

サムが着るスカジャンにマシュマロと書いたTシャツ。パンダの携帯電話。
銃を入れるバック。
血が吹っ飛ぶのにエグくならないのは可愛いアイテムの使い方か。

エミリーが持つ「若草物語」。登場人物も4人姉妹と母親の5人。
サム達のメッセージだ。本の使い方もいいな〜。

カレン·ギラン、レナ·ヘディ、ミシェル·ヨー。カッコいい女性が繰り広げるバイオレンスアクションにワクワクした。
玉造

玉造