<感想>
女の底力、というよりは人を救うためなら手段を選ばない信念に深く痛感した。
少々茶番劇のように見えるところもあるが、逆に滑稽でクスッと笑えるところもある。
シングルマザー関係なく、「殺し屋」という環境に入り込まざるを得なかった主人公には同情するが、なぜ殺し屋という選択肢しか無かったのか？についてもう少し深掘りしてほしかったと個人的に感じた。
予告編からはスタイリッシュなアクションシーンを想像していた裏腹に、なかなかなかなか泥臭い殺人描写が多かったのも少々気になるが、全体的にアクション多めであったため、割り切って楽しむことができた。
理解不足だったのかもしれないが、タイトルのガンパウダー・ミルクシェイクのタイトルの意味が未だに謎めいている。
<総括>
本作で驚いたことは、主演のカレン・ギランのアクションシーンの素晴らしさ。
彼女の代表作といえば、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズや「ジュマンジ」など、過去にもアクションメインの作品に出演しているが、本作は繊細かつ爽快な暴力描写をベースとしているため、よりリアリティのあるアクションが見どころである。
カレン・ギラン以外の女優だと、本作を鑑賞する前に、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を見ていたため、個人的にはミシェル・ヨーのアクションシーンをもう少し見たかったところ。
総括して、意外と頭を使う映画かなと思いきや、やはり何も考えずに見れる作品だったことが、良い意味で良かった映画である。
