イチロヲ

O嬢の恋のイチロヲのレビュー・感想・評価

O嬢の恋(2006年製作の映画)
2.5
姉夫婦と同居している内向的な女性(灘ジュン)が、調教師の顔をもつ紳士の手によりマゾヒズムを覚醒させていく。秘められた欲動の覚醒を描いている、レジェンド・ピクチャーズのOV作品。

タイトルのパロディ元「O嬢の物語」と同等のモチーフを用いている、純然たるサドマゾ劇。"主人に隷属することの歓び"を胸中に秘めたまま、陰々滅々とした日々を送っているヒロインが、羞恥と凌辱を実体験していく。

前半部では「姉夫婦がセックスする→刺激されたヒロインがマスターベーションする」の反復エピソードが展開。うつむき加減になっているメガネっ娘のヒロインが、メガネを外してから、独自の世界に没入するところがエロい。

調教師のパートでは、遠隔ローターを付けたままで廊下を歩かされたり、初対面の男に抱かれたりしながら、性倒錯が進行していく。使い古されたシークエンスの連続だが、"一人の女性の性的覚醒"をシンプルに描くことに成功している。
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