パピヨン

すべてうまくいきますようにのパピヨンのレビュー・感想・評価

3.8
フランソワ·オゾン監督が、ソフィー·マルソー/シャーロット·ランプリング/ジェラルディン·ペラスと言う女優を揃えて、安楽死をテーマに撮り上げたカンヌ国際映画祭出品作ですね。
父親が脳卒中で倒れ不自由な身では生きていたくないと、安楽死を求めたことで四苦八苦する娘達の姿が描かれます。
「う~だけどそれ程不自由な身体とは思えず、裕福で子供達にも恵まれ、何故それを選択するのか····?」は置いといて。こんな風に自国のフランスでは叶わぬ想いを、合法的に行なえるスイスで強行する様を見せられるとは。金さえ払えれば、コーディネーターが、弁護士がお膳立てをしてくれるのかー。日本人から見ると複雑な家庭環境(別居中の妻も付き合っていた彼氏もいて)も、それ程特別では無いようでお腹いっぱいです。
かなり不思議で、自分から見るとアンバランスな作品でした。うーん評価しずらい、でも面白いから厄介です。
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