やまゆう

わたしは最悪。のやまゆうのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.8
ユリアが今30歳手前の自分と重なりすぎて、
わかるよ、その気持ちの連続。

いつまで自分探しは続くのか、
どこに向かっているのか、
何を始める時もこれだ!って思って始めるのに
ある程度のところに来たら、
壊してまた新しいことに走る。
そして今私、また壊そうとしてる。
そんな自分が好きと思う一方で、どうしても自分のこと好きになれない。
なにかが違うよって心が言ってる。
ユリアがパーティーの終わりに泣いてた天気みたいにいっつも曇り。
自分はそういう一本道の何かはない人間なのでは?と最近は思ってしまっている。
そういう一本道は恋愛なんだ!ってなることもなく、過去の未練が何も断ち切れない。元カレと浮気相手の間を行ったり来たりする感じも少し分かってしまって…大切な人に何がしたいの?って聞かれたら、分からないしか答えられない自分がもどかしい。結婚したいとか、子どもが欲しいとか、相手と同じタイミングで同じ熱量でそう思うことってあるのかな。

ユリア、私素晴らしく勇気をもらったよ。
あなたのすごいところは感情に素直なところだよ。
心の声を聞いて行動してるんだもの。
ちゃんと人を愛しているよ。

なんていい映画に出会ったんだろう。
人生の岐路がたくさんある今だから、もうちょっと足掻いてみようと思えたな。足掻ける最後のチャンスなのかも。
もっともっと自分のこと好きになれますように。
いろんなとこ行っていろいろやっている
自分のこと、受け入れられますように。
40代の私、あの時があったから今が幸せよと思ってますように。(ユリアちゃん、私あなたのこと大好きよ!もう友達になって!ステキな40代に乾杯しましょうね!)

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2回目。
序盤のアクセルと住み始めたあたりがとても幸せで穏やかで胸が苦しかった。
スイッチを押して、時が止まり走り出すシーン、
やっぱり生き生きしていてこれが私なんだって心が晴れてる、曇ってない。いい顔してたなぁ。

絶対もう一度見直したくなるな。
その時の自分、どんな風に思うのか楽しみにっ!
あ、ユリアじゃなくてユリヤだったね、ごめんね〜!笑
やまゆう

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