タカシサトウ

わたしは最悪。のタカシサトウのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.8
 ユリア(レナーテ・レインスヴェ)を巡る、怒涛のような展開。

 私は男性だからか、ユリアの自分探しというか、気まぐれというか、そういう行動にこちらは振り回され、煙に巻かれた感じがする。

 ヨアキム・トリアー監督の「テルマ」が強烈だったので、観てみる。こちらもホラー的なものかと思ったが、全く違うジャンルだった。でも、先の読めない展開は、この監督ならではと思った。

 ユリアが、街がストップする中で、アイヴィン(ハーバート・ノードラム)に会いに行く所が素晴しい、と思ったし、マジックマッシュルームによる幻覚のシーンは独創的だった(2023.6.17)。