あまんだ

コンパートメントNo.6のあまんだのレビュー・感想・評価

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)
4.3
一緒に行くはずだった恋人のドタキャンにより、一人旅に出た女性、ラウラ。
列車の客室が、他人との相部屋になり、同室になった青年リョーハは、失礼な奴でイライラし通し、途中下車をして、帰ろうとするのだが…。
旅に出て、日常から離れる事により、今までの生活を俯瞰で見てみれば、不実な恋人、背伸びをしている自分に気付く。
また、初っ端が、失礼極まりない出会いだった為、色眼鏡で嫌悪していたリョーハの優しさに触れ、ほぐれていく気持ち。
またリョーハが、荒々しいながら、ちょっと子供っぽいところもあり、かつ不器用な優しさで、母性本能をくすぐるタイプでもある。
普段優しく素敵に見えていた恋人の、不誠実さ、素っ気ないと思っていた車掌の優しさ、一見荒っぽく見えたリョーハの優しさなど、今までの価値観が、全て真逆になったラウラは、素直な気持ちでリョーハに向き合い…。
ラスト、じんわり良かった。
ちょっと、リョーハ、ほんま可愛い青年で、ええやんか。。。って思った。
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