あまのうずめ

ストーリー・オブ・マイ・ワイフのあまのうずめのレビュー・感想・評価

3.4
貨物船船長のヤコブ・ストーは最近体調が優れず料理長に秘訣を聞くと「妻がいることだ」と言われる。陸に上がりコードーに洒落たカフェに連れられたレア・セドゥヤコブは「最初に入って来た女性にプロポーズする」と賭けをする。


▶︎副題「船乗りヤコブと7つの教訓」とあり7つの章からなっている。ハンガリーの恋愛小説が原作らしくありがちな話だがレア・セドゥの魅力と演技力で半分成り立っていると言う印象。監督は『心と体と』でもメガホンを取ったイルディコー・エニェディ。前作がとても好きで楽しみにしていたのだが、オリジナル脚本との違いなのか.....。

レア・セドゥがもうリジーにしか見えなくて流石だ。ハイス・ナバーも幾度もアプローチを変えリジーの心を掴もうとする優秀な船長ヤコブを演じていた。

最初と最後はヤコブのナレーションとバッハのピアノ曲が繰り返されるのが効果的な他、衣装・ヘアメイクも優秀だった。