おさかなはフィッシュ

かもめ食堂のおさかなはフィッシュのレビュー・感想・評価

かもめ食堂(2005年製作の映画)
3.0
アラビアをはじめ北欧の食器が好きだけれど、いままで観たことがなかった。24h Avecの上に載ったおにぎりがおいしそう。

合気道の膝行をしていて突如「明日、シナモンロール作ってみましょうか?」と思い立つシーンで、お菓子作り、好きなことや楽しいことは精神力だと悟る。
GW、時間があるのでお菓子でも作ってみようかと思ったものの、レシピを一見しただけで「面倒くせえ!」と精神性が敗北を喫する。
いつでも気を張り詰めている必要はないけれど、少し頑張ってみると道は開ける。

(ちなみに、その次に体力ね。混ぜるのとかに結構力が要るしね。片桐はいりさんの体格があんなにいいのをはじめて知った。)



コーヒーのおまじないを教えてくれたおじさん、『過去のない男』の主演俳優さんなのね!? あんなに何度も観ているのに、さっぱり気がつかなかった。顔の識別が不得意。会社の人も「魔術使ってそうな方」とかで、どうにか覚えている。



GWに入りそこそこ規律のある生活を保っていたものの、どこにも行けないフラストレーションに4日目にしてついにキレて、洗い物もしない、今日は一日布団の中にいてやるぞと決意。
そんな状況に「うってつけじゃねえか!」とアマプラにある中から選んでスマホで鑑賞。
てっきり“ていねいな暮らし”が繰り広げられるものかと思っていたけれど、別にそんなことはなかった。斜に構えていたのを反省、ちゃんと気骨のある映画だった。
途中、思わず私もコーヒーを淹れる。ついには布団を干して、バター醤油チーズおかかごはんを作って食べる。(お米を蹂躙しているみたいだけれど、おいしいのである。)
観終わった後、洗い物をし買い物にも行く。ちょろい女で結構! 元気の出るいい映画だった。