Yukiko

リバー・ランズ・スルー・イットのYukikoのレビュー・感想・評価

4.0
2017年8月24日   ツタヤレンタル
『リバー・ランズ・スルー・イッツ』 1992年制作
監督、ロバート・レッドフォード。
他の監督作品に『バガー・ヴァンスの伝説』がある。
此方の映画はゴルフがテーマです。

1910 ~1920年代のアメリカ合衆国モンタナ州ミズーラ。
スコットランド出身で厳格な父のマクリーン牧師、
兄のノーマン(クレイグ・シェイファー)と
弟のポール(ブラッド・ピット)は、兄弟だがまったく
2人の性格は違う。
二人に共通する事は、幼い頃から父に教わってきた
フライ・フィッシングだった。

真面目で秀才の兄ノーマン、地味で目立たないが努力家だ。
陽気で才能があり、自由奔放なポールは、父が教えてくれる
フライ・フィッシングでも際立ってうまかった。

ノーマンは大学の講師の職を得、シカゴへと旅立つ。
ポールは地元の街で新聞記者の職を得、破天荒な生き方を
していた。
しかし、ポールはフライ・フィッシングを極め、
釣りの師である父を超えて、その腕前は独自なものへと進化していた。
しかしギャンブル好きな面があった。

父とノーマンは、ポールを案じていた。
その父の思いも虚しく、ポールは殺されてしまう。

「人はやがて年を取り朽ち果ててしまうが、川は変わらず流れ続ける。
人々の人生は様々で、楽しく、悲しく、苦しい事もあるが、
そんな時の流れのなかで、川は変わらぬ姿で流れ続ける。」
とのこと。

映画の何が良かったかって、川でフライフィッシングをする場面。
川の水が光に反射してキラキラ✨ ☆彡と輝く。
夕日の光に反射して、水面が黄色に染まる。
田舎を車で走る時の草紅葉の光景。
素晴しい自然の風景を映し出しています。

それ以外と言えば、母役の方。ブレンダ・ブレッシンさん。
綺麗なというか、可愛いお母さん。
男3人が釣りに行ってくるという朝、家の前で満面の笑顔で
送り出すシーンは、人生の幸せを満喫しているような
晴れやかな笑顔でした。

他に印象的な場面と言えば、ノーマンの彼女が、ノーマンを
自宅まで車で送っている時に、線路を車で走るシーン。
ノーマンは心配で戦々恐々の表情でしたが、その彼女
ジェシーは実に堂々と、慣れているわという感じで、
運転をしていました。

後は、ジェシーのお兄さんが川で寝てしまい、日焼けの
し過ぎで真っ赤になった裸の身体で帰宅するシーン。
笑っちゃいました。

結構面白かったですよ。
Yukiko

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