このレビューはネタバレを含みます
あんまりハマらなかった。終始画面が暗くて見辛かった。多分意図的で檻とか倉庫とかに閉じ込められている動物たちは普段こういう見え方しているというのを表現したかったのだと思うけど、、。
終始スリラー感は伝わってきて確かに怖かった。寓話的で軽く見られるスリラーと考えたら確かに面白いと思う。
しかし、昼に「スナイパーストリートバクダット狙撃司令」見て人の表情の撮り方で震えたのと比べてしまって乗り切れなかった。
あとホラー感や怖い感じの演出だと比べるのおかしい気もするけど透明人間の方が怖かったなぁと単純に思ってしまった。
しかし動物は殺される瞬間何か僕らに訴えかけているのかいないのかという点については考えさせられる。
普段僕らが食事をする際はいつも忘れているけれどこの映画を見ると牛や豚が殺される際のことを生々しく考えてしまって怖くなるなと思う。
さらに命をいただくという気持ち。食事に対する敬意について考えさせられる。また現実で人間は平気で食材を廃棄処分していると思う。そんな人間の態度に対して諭すような映画であるとも思う。
これを見ると、お前が殺される側の立場になったらどう思う？お前が逆の立場だったらどう思う？食べられる側の立場だったらどう思う？と問いかけられているような映画だと思った。
一回食われてみろと言われているようでもあると思った。自分自身を含めた人間に対しての戒めのような映画であると思う。
さらに現代社会への怒りすら感じる映画であるとも思った。大人向けの寓話的で皮肉っぽいメッセージのこもった作品であるという点はかなり強めに受け取った。
ただなんだろ。何も知らないのに失礼すぎるけど「テメェ動物の立場になって考えてみろや」という強気な伝え方な感じがしてしまってあんまり好きになれなかった。
動物たちもバケツ投げ飛ばしたり、スタンガンとか使ったりするし、犬がギャーギャー騒いでるとことか、動物が全員気性荒い感じに見えるのがなんか好きになれないから点数低め。
